出産前に読んでおきたかった一冊!

きっと良くなる!ますます良くなる!必ず良くなる!東横線学芸大学駅1分癒道整体ヘルメスでございます。

妊婦キャンペーン開催中でございます。これからママにになる方に、おすすめの本をご紹介します。

赤ちゃんの生命のきまり
『赤ちゃんの生命のきまり』西原克成著
『お母さんは世界一の名医』西原克成著

私の出産前には、残念ながら出版されていなかった本書は、私が抱えていた疑問の全てを、きれいに取り払ってくれました。
ホントに事前に知っておきたかったです!

私が最も知りたかったことは、自分自身が子供のころ、多少手こずったアトピーに、子供がならないためにはどうすればいいか、ということ。

ほとんど全ての妊婦本にあたりましたが、明確な回答は見当たらず。
とりあえずオブラートに包んでアレルギー予防の可能性が示唆されていた、妊娠6か月以降乳製品の摂取を控える、という小さな記事に従ってみました。
そのおかげか、二人とも無事にアトピーにはならず。

本書では、どんどん増える一方の子供のアレルギーマーチ、それがどんな仕組みで起こるのか、明快な解説があります。

そしてそれを防ぐにはどうすればいいか、ということも。

簡単なことだったのです。3歳くらいまで母乳育児を続ける、ということですから、昭和30年代くらいまで、伝承によって自然になされていたことなのです。

だから、ヘルパンギーナとか、手足口病とか、次々新種の乳幼児の病気がうまれるのは、ナゼだろう、とずっと不思議だったのですが、それも母乳育児を早々にやめてしまうからという単純な理由だったのですね。

それが腸の構造からわかりやすく解説されてます。またよく言われる“母乳ならお母さんの免疫が赤ちゃんに行くから大丈夫”、とよく言われる曖昧な表現がどういうことか、具体的にわかります。

著者の地道で完璧な研究成果に、助けられるお母さま方は多いことでしょう。

でも、実際産んでみちゃうと大変です。
保健婦さんとか○歳児検診とかで、他のお子さんと比較されちゃいますからね。新米ママは、なにしろ初めてのことなので、そのペースにのせられて右往左往してしまうのですが、大丈夫です、母乳あげてれば。

そんな自信も得られる一冊です。

やわらかくて温かい、潰れちゃいそうな小さな命が無事に誕生して、ホントはそれだけでありがたかったのに、わけがわからなくてビービー泣いて、不思議いっぱいのベイビー。

私は、頭の大泉門がぷかぷか“びいどろ”の底のようで破れたらどうしよう、とか、二人目は眉毛がなくて生まれてきて焦ったり。

ベイビーは、誕生後も進化していくのですね。
そんな誕生後の生物学的な解説も、理路整然とされてますので、そういうことだったのだと納得!これまでの疑問が一掃されました。

結局のところ、人間て進化していて特別な存在って思いがちで、豪華な産院での出産がすてき~とか思ったりしますが、所詮、動物なんですね。

自然界の約束通りに、10月10日で、多くは満月のときに誕生します。自然界の約束通りに、乳首をその小さなお口に近づけてみれば、目も見えない赤子が、誰から教わったわけでもないのに、器用に小さな舌をストローのように形作って、吸い付いてきます。思いがけない強い力に圧倒されますね。

ベイビーという名の動物なんですね。私たちは自然界の約束通り、生命のきまりに従って育てていけばいいのです。

本書は、著者の長年の研究成果も盛り込まれて、網羅的に解説されてますので、多少難解です。ですが、きっちりもれなく仕組みを理解したい方には、最良の一冊でしょう。簡単に要点だけ、という方は同じ著者の『お母さんは世界一の名医』がおすすめです。我が子を健康に育てていくために、最強の味方となることでしょう。

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