姿勢がいい、とは? ”バイオメカニクス(生体力学)”って、一体!?

バイオメカニクス整体、と名乗ってますが、マーケティングなどのご専門の方なら、こんな名称、「絶対使うな!」と言われるでしょう。

 

なぜならば、

■一般的に知られている用語ではないので、注目されずらい
■長過ぎるし

などなど、ご指摘されるでしょう。

 

なのに、なぜ、私がこのワードにこだわったのか!

それは、私どもの整体の核心を突いている用語だから、なのです。初めて癒道整体を知った際にも、このバイオメカニクス的視点(当時はそうした概念を指す用語、バイオメカニクスを知ることはありませんでした)に、圧倒的な斬新さと革新性を感じたものでした。

 

では一体、バイオメカニクスとは!?

 


(ニュートンのリンゴのイメージです)

姿勢が悪いとその血流が阻害されるため、あらゆる病の原因となります氣の呼吸法』藤平光一著、幻冬舎文庫”

 

全く別領域の、心身統一合氣道の創設者、藤平光一さんの表現ですが、シンプルでわかりやすいと思います。

考えてみれば、当たり前のことなのです。

 

 

こちらのビフォア、左側は、猫背ではない、という視点では”姿勢がいい”とされるかもしれませんが、バイオメカニクス整体的には、あちこち、かなり無理がある”かたち”です。

無理があるので、あちこち血流等が阻害されて、不調を抱えてらっしゃいました

ヒトは、進化の過程で、さまざまハイスペックになってしまった脊椎動物、哺乳類なのです。

二本足で直立するので血圧も高くなりましたし、言語を獲得したために、大脳がこ~んなに大きく重くなってしまったのです。

しかも、活動領域が、海水中ではなく、1Gの重力下、地上なので、重い頭や内蔵を、常に二本足で支える宿命を負ってしまったわけです。

 

ですから、ヒトの特性を知り、それに沿った正しい使い方をしませんと!

こちらの左側ビフォアでは、お顔色に、血流などが阻害されているさまが、現れていますね。

 

こちら左側ビフォア(初回ビフォア)は、体の軸が前傾しています。

「体が鉛のように重くって」といらっしゃいましたが、重力という観点で、構造物としてお体を考えてみますと、物理的に明らかですね。

右側は、5回コース後でしたでしょうか、まぁ、初回施術後からは、おかげさまで、すっかり軽くなってウソみたいです!と喜んでらっしゃいました。体の軸が、重力に対して垂直で、本来のヒトに備わったS字曲線を保持されますと、軽くラクになられます。

 

 

こちらは、70代側わん症の方ですが、左側ビフォア(腰痛や肩こり首コリ、ヒザ痛などなど不調山盛りでらっしゃいました)は、横方向にナナメってらっしゃいますね。

施術数回後、右側アフターでは、体の軸がほぼまっすぐとなり、毎回笑顔でお見えになられるように^^

 

こちら、ダイエットは一切されてません。

 

左側ビフォア(初回お見えになられた際)でお過ごしでらっしゃいました(肩こり首コリなどでお見えに)が、5回コース後、右側アフターでは、体の軸が安定し、背中のS字曲線が復活しますと、代謝も改善されるのですね

スリムに、そしてお顔は小さくなられました。

藤平光一さんのおっしゃる””姿勢が悪いとその血流が阻害されるため、あらゆる病の原因となります”、が見て取れますね。

”病”とまでは行ってませんが、体が重い、倦怠感がある、各所の痛みなど、さまざま解消されました。

 

 

では、”姿勢が良い”とは!?

”姿勢を良くしたい”と、考えてらっしゃる方は、私どもサロンでも、多いように思います。

ですが、良い姿勢とは?

誰も定義したことないのでは。なんとなく、ねこ背でなくて、背筋が伸びていれば姿勢が良いのかな・・・

と、考えられているようですが、上の各種例を見ても、ねこ背でなければ、イコール健康ではないのです!

ヒトは3次元の生き物ですから、そんなに単純ではないのです。

 

 

 

バイオメカニクスとは、1901年、発生学者のルー(“個体発生は系統発生を繰り返す”、のヘッケルの弟子です)が、生物の進化に重力が欠かせない、として作った学術用語になります。

文部省(文科省以前ですね)の重点領域研究のひとつに、”生体機能と構造の維持・回復・強化のバイオメカニクス”というテーマが,

かつてあったそうです。領域研究代表者の見解は、

”・・・さまざまな器官系の機能が力学的バランスのもとで維持されるとともに、その崩壊によって各種疾患が生ずることも明らかになってきており・・・。

以上のように、”生体において力学的要素が第一義的因子となる分野はバイオメカニクスとよばれている”(『顎・口腔の疾患とバイオメカニクス』西原克成著、医歯薬出版)ということです。

 


(西原克成先生と、研修中)

 

学問として、低くみられている、と西原克成先生はおっしゃってましたが、客観的にその変化を数値化できないから、論文になりにくい、からでしょうね。

体全体のバランスの変化、それに伴って現れた症状の変化、これらは体感でしか、得られないでしょう。しかも個人の感受性は、人によって、大きく異なります。

とっても敏感な方と、ほとんど感覚が大脳皮質まで上がってこない(痛みもさほど強く感じないようなので特典とも言えるかも)方も、いらっしゃいます。

とまぁ、ワタクシ、小難しくなりがちなので、この辺りで止めておきますね。

バイオメカニクスを日本語にしたものが、生体力学になります。

 

というわけで、ざっくり申しますと、全身の力学的バランスを,本来あるべき適切なものに戻す、そういう意図で施術しておりますのが、バイオメカニクス整体になります。

そのバランスが回復しますと、あちこちラクになられるからです。それはそれぞれのご感想を読んでいただきますと、明らかですね。

 

とはいえ、50キロ以上の人体、全身のバランスなんて、そう安々とは変わりません!

本来のバランスって、一体ナニ!? という感覚を得るのも難しいです。

そこで、癒道整体の井村和男先生の施術法がベースにあって、私は本当にラッキーだったと感じております。

 


(井村和男先生と)

 

また、私が知ったときには既に故人でらした三木成夫先生の”形態学”も、非常に斬新で刺激的で、もろもろ参考にさせていただいてます。

わかりづらい”バイオメカニクス”について、まとめてみました。

是非一度、とっても気持ちいい(お客さまの表情から見て取れます)バイオメカニクス整体、お試しください。

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