”首コリ、首だけで解決できない”問題・・・その理由とは!?
首コリについて、先日書きました。
わかりづらいかと思いますので、補足しますね。私の考えるところになります。
首コリの調整には、後頭骨など頭部の調整が必要、というようなことを書きました。
なぜ頚椎(7つある首の骨)の調整だけでは不十分なのでしょうか・・・。
詩人ゲーテ(1749~1832)は著名ですが、実は、その類まれな観察眼により、形態学(Morphologie)を切り開いた自然科学の先駆者でもあったのです。
そのゲーテが、イタリアを旅行した折、たまたま手にした羊の頭骨を見て、それが脊椎骨の変化したものに違いない、と直感したそうなのです(p174『海・呼吸・古代形象』三木成夫より)。
すごいですね!天才とは分野を問わず、鋭いのでしょうね。
そこから、解剖学者、三木成夫先生が、その考えを発展させました。
こちら、三木先生ご自身が描かれた図になります(p338『生命形態の自然史』三木成夫)。
哺乳類は、その進化の過程で、初期魚類の頚椎”4体節分が、2度に分かれて、この頭蓋に組み込まれる”としています。
それぞれ、鼻骨、前頭骨、頭頂骨、後頭骨となります。
この図を見て、得心しました。
癒道整体の師匠、故井村和男先生は、前頭骨や後頭骨の調整を、とりわけ重要視されて、さまざまな調整法を教えてくださいました(ちなみに、井村先生が三木先生について触れられたことはありませんでした)。
それは、こういうことだったのか!と、感じたのです。
頭蓋骨もまた、頚椎の一部であるから、それぞれ強い関連を持ち、また強い影響力を及ぼすのだ、と。
後頭骨などは、仙骨の調整にも欠かせないものですから。
とはいえ、顔面頭部は、とっても繊細です。力まかせでは、決して上手くいきませんし、具合が悪くなりますから、むやみにお任せするのは考えものです。
というわけで、首コリ、首の痛みなど、頭蓋骨も含めた調整が、根本解決には必要となるわけなのです。
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