粋を究めた逸品

また頂戴してしました。これが最後だそうです。

もう美しくて、鳥肌立ちました。

私は、西洋美術など勉強してたことがありまして、ヨーロッパでそれはそれは絢爛豪華な絵画を鑑賞しました。

ですが、半紙に墨、という書道の方が、ずっとずっと芸術性が深い、質が高いように感じます。

油絵は、いくらでも重ね塗りできますし、修復もできます。

ですが、書道というのは、その瞬間、作者の思い、勢い、ほとばしり、リズムなどが凝縮された、その一瞬が昇華究められてるような。

素人ですから、なんとも想像でしかないのですが。

このシンプルなモノトーンににじむ色のふくよかさ、線やハネの奔放な伸びやかさ。

光の道の果てには、さぞかし自由で明るい世界が広がってるのだろうと、そう想像を喚起させるなにかを感じます。

この”の”の配置がまた絶妙で、芸術性とセンスと、見事ですね。

一本の筆で、一色とされる墨で、これだけの世界を表現できるって、素晴らしい才能だと思います。

そこまでに至る長い修練があってこそなのでしょう。

たくさんの感動をありがとうございました。大切にさせていただきます。

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@MichiAroma

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