バイオメカニクス整体とは

1,他との大きな違いは、”かたち”を見る、”形態学”的な視点で体を捉えていることです。

一般的には、細胞とかDNAとか、腰、首など、細部のパーツに着目することが多いのに対し、

”構造のもつかたちが、構造のもつなりたちに他ならない”という形態学的な視点で、人体を解読されたのが、解剖学者で東京芸術大学教授でらした故三木成夫先生。

(三木成夫先生、『生命形態の自然誌』三木成夫著、うぶすな書院より)

そもそも形態学(モルフォロジー)とは、あの『若きヴェルテルの悩み』で知られる文学者ゲーテが唱えたもの。

(ゲーテ、『生命形態学序説』三木成夫著 うぶすな書院より)

イタリア旅行中に、見かけた羊の頭蓋骨から、”これは頚椎が変化したもの”と理解したという洞察力の鋭さには、圧倒されます。刺激的です!

 

こうした形態学の系譜に連なる三木成夫先生は、分子生物学、生化学といった手法で、バラバラにした細部を研究しても、全体を把握しなければ、メカニズムの解明がないのでは、と”かたち”の解読、”かたちの変遷”の解読に注力されました。

(三木成夫先生の著作多数)

 

そして三木成夫先生の影響を多大に受けて独自の研究領域、生体力学、重力進化学を究められたのが、東京大学医学部出身医学博士西原克成先生。

 

(西原研究所にて、研修生として3年学ばせていただきました)

 

具体的にどういうことか簡単に説明しますと、たとえば家、

快適に生活するために、

水道、ガス、電気、Wi-Fiなどインフラが整備されています。

内部に敷設されます。

ところが、

土台自体がナナメっていたり、

突貫工事で躯体が傾いている、まっすぐでない建物だとしたら・・

ちゃんと水道は流れるでしょうか?夜、電気がちゃんと点くでしょうか?

体も同じです。重力に抗して、土台である足からまっすぐで、左右ほぼ対称の躯体であれば、血流体液の十分な循環が維持されます。

ですが、

ねこ背だったり、

屋台骨である背骨が曲がっていたり、

重い頭部、体幹を支えるはずの”柱”、脚が湾曲していたら・・・?

さまざまな痛み、不具合、体調不良を招いてしまいます。実際、こういうお体ばかりなのです。

このような”形態学”、”生体力学”的な視点で不調満載のお体トラブルを読み解いて、適切な解へと向かっていきますので、他にない結果が出るわけなのです。

血流が回復されますと、あっという間にお体状態は改善されます!ヒトの体って、限りないポテンシャル秘めています。

体がまっすぐでなくて、S字ラインも望ましい状態でないと、こんなことにも

 

どうにもならない痛み不調をなんとかしたい!

大学病院、総合病院で、”治らない”、”原因不明”、”薬はない”などの病気3種にかかったことから、根本解決できる代替医療を探し求めていた私は、この”生体力学”的な視点に、圧倒的な整合性と可能性を感じ学ぶことにしました。

 

 

2,施術の方法は、井村和男先生から

自分自身のどうにもならない不調から、可能性のある代替医療を探しあぐねていた私が、まず出会ったのが、癒道(いどう)整体という”施術者自身も癒される”整体を創られた、故井村和男先生。

 

井村先生の、全身の部位それぞれの相関関係を使って施術、全身の形を整える手法の効果の高さに驚きました。

そしてすぐさま、勉強を始めました。サービスとしてご提供するのなら、効果の高いもの自分でも納得できるものでないとと、ずっと探し求めていたからです。

思い返せば、井村先生の”生体力学”的な視点・考え方に、他の療法にはない斬新さを感じました。同時に、高い成果が得られることにビックリしながら、体の真実に合致している!と直感しました。

そうして、井村先生が病気療養となられるまで8年間学び続けました。

後年、井村先生から、若いころ、西原先生の勉強会に参加されてらしたことを伺い、生体力学がこうして受け継がれてきたのだと納得したのでした。

 

3,独特の施術法って?

 

三木先生、西原先生の形態学、生体力学的な視点で体の不調を読み解き、そうして井村先生直伝の施術法で調整します

結果、どこへ行ってもどうにもならなかった多くの方々が、ラクになられてます。詳しくはこちら

独特の手法のポイントは2つ。

1)ソフトタッチ施術

気持ちのいいソフトタッチ施術ですので、9割のお客さまが、初回から爆睡されます。

そうすると、お客さまの自然治癒力が自然と発揮されるため、さらに施術効果が高まります。またひと眠りされた施術後は、リラックス効果も大幅増!とても喜ばれています

理にかなった、体のメカニズムに沿った施術法です。

 

2)全身調整

トラブルのある腰だけ肩だけではなく、全身を大まかに調整しますので、完成度高く仕上がるのです。

お客さまからは、「施術効果のモチがいい」とよく言われます。

一般的に、手足など末端は軽視されがちですが、大事な部位なのです(ペンフィールドのマップでも、大脳皮質の大きな領域を占めていることが明らか)。

手足の調整は、他の整体などではほとんどされないそうなのですが(お客さまからのお話から)、私の経験では、ここが疎かなままだと、施術効果も低いままとなってしまうのでは・・・。

また、足をきちんと整えておきませんと、腰を十分調整したとしても、ご本人が立ち上がった瞬間、崩れてしまう、というのが私共の施術の基本的な考え方となります。故井村和男先生に教えていただきました。

こうした他にはない視点、考え方、施術法があるから、他にない成果を上げることが出来ているのだと思います。

これまでのところ、全身の多くの不調痛みに、対応し改善を体感いただいてきました。

 

4,一緒に学びませんか?

このような他にない施術法を、日本全国に広げたいと考えています。

どうしようもない痛み不調に悩む方々が、どんどん増えているからです。これからも増える一方だと思われます。

そうした状況を乗り越えていくために、

【ゼロから6か月で!バイオメカニクス整体師養成講座】つくりました。

ご興味ある方は、こちらから

 

 

 

バイオメカニクス整体の沿革

簡単に概略記します。

1,癒道整体(いどうせいたい)

◆1995年~、井村和男先生が、それまでのカイロプラティック、オステオパシー、東洋医学、身体均整法など駆使しても、どうしても改善しない症例を克服するため、開発されたのが、”癒道整体(いどうせいたい)”でした。

2004年、『癒道整体(いどうせいたい』を出版されました。

井村和男先生のご著書、『顔面骨テクニック』『癒道整体医学

私自身は、それまで病院で、何度か”治らない”宣告受けていたものですから、自信を持って「大丈夫ですよ、」と、安心していただける、全身を整合性を持って調整できる、そんな施術法を、探していました。そんなときに、癒道整体のことを知り、2012年4月から、井村和男先生の勉強会へ通い始めました。

 

そして、2017年4月、井村和男先生から、”癒道整体初級セミナー講師”と、初めて任命していただきました。

ところが、2018年3月、商標”癒道整体”が、全く関係のない、同業他社に取得されてしまい、”癒道整体”と使えなくなってしまいました。

そして病床にあられた井村先生から、2018年6月、「癒道整体はあなたに任せる、名前を変えてもいい、好きにやっていい」との、ご連絡いただきました。

井村先生は、残念ながら2018年10月にご逝去されました。

自由で大らか、斬新な発想で、全身の関連性を解き明かされました。独特なタッチで、最終的には本人の自己治癒能力に委ねる、全く無理のない、たぐいまれな施術法だと思います。

誰よりも集中して、しつこく勉強会に通ったものですから、井村先生の一言一言が、折りに触れ、蘇ってきます。それが私の施術の土台となっています。

(ちなみに、同じ井村和男先生から学んだ方々の施術を受けた、というお客さまから一様に、「全然違う!」と言われます。)

 

 

2,西原研究所にて

◆一方、癒道整体の勉強会が長期間開催されなかったため、2016年4月から、私は医学博士、西原克成先生の”日本免疫病治療研究会”会員、西原研究所研修生として勉強を始めました。

(西原克成先生と、西原研究所にて)

整体は、いわば外側から調整していきますが、誰しも見舞われるさまざまな疾病に対して、どう考えるのが正しいのか、医学的なきちんとした裏付けを得たいと考えました。

西原先生は、NHKなどご出演されたり、ご著書も30冊以上もおありの著名な先生でらっしゃいます。

私は、西原先生の『究極の免疫力』(講談社インターナショナル)を読んで、難解ながらもその全く独創的な視点に驚愕、さらに先生の提唱される”生体力学”が、まさに癒道整体と通底する考え方だと納得し、理解を深めるべく研修生へと。

お医者さまばかりの中、私などの素人を、迎えてくださった西原先生には感謝しかありません。

そうして西原研究所で、重力進化學、生体力学など、西原研究所が閉所となる2019年10月まで、勉強させていただきました。

(進化に肉薄!合宿では初めてのネコザメ解剖も)

”西原医学”を知ったことで、多くのお悩みに対処できるようになりました。

こちらで学ばせていただき、The美呼吸メニューが誕生。お客さまに、大変喜んでいただいてます。

一方、2018年3月、”癒道整体”という商標が使えなくなったことから、2018年11月より、”バイオメカニクス整体”とすることにしました。

 

3,ヒトは動物

 

◆そしてさらに、ヒトは動物です、動きます。そして動きによって、形(体)は変化します。

 

どんな動きが適切なのか、というか、崩れた形を修復するには、どんな運動が適切なのか。

2015年6月~、スポーツジムへ。

そして2020年1月~、心身統一合氣道を始め、武道の考え方に触れるように。

 

ここから、”自分の体、自分でよくしていこう♪+エクササイズ”メニューを作成。


(左側が、2020.11.12、右側が、2021.4.29の私。メニューの内容開発していたら、こんな変化が)

体痛くなったら、整体へ、痛くなったら、また整体へ、という負の無限ループから脱していただくべく、適切な体、体の使い方を自分のものにしていただくものです。

健やかに前向きに、社会的に活躍する人を、増やしていくのが、私共の使命ではないかと考えるからです。

 

以上、バイオメカニクス整体の概略になります。

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