祖父が執筆した本、初めて読みました
私の祖父は、高校の歴史の教師でした。父は8人兄弟の末子ですので、私は面識すらありません。
その祖父が執筆した本が、長年家にありまして、初めて読んでみました。
表紙から、かなり手が込んでます
背表紙がこんな感じ。”少年織田信長伝”。高校の先生だったので青少年向けに書いたようです。
昭和五年十二月、文部省選定図書館標準目録中採用、と書かれています。
ところどころ赤が入ってます、校正なのでしょうか。
(吉祥紋のちりめん小紋に、正倉院文様の名古屋帯)
学校で教わった日本史には、全く興味持てず見向きもしなかったのですが。
本当の日本の歴史を知るようになり、戦前出版された本という意味でも読んでみたくなりました。
当時の少年は知的レベルが高かったのでしょう。科学的に多くの史料から史実を読み解き、一般的な織田信長像とは違った側面を掘り起こしています。
勤王の傑出した武将であり、民の生活に配慮を欠かさなかった名将という位置づけ。
読んでよかった!未知の祖父を身近に感じることができました。
歴史家の田中英道先生からは、「血だよ」と言っていただきました。
学芸大学駅ビル喫茶のマサラティー、美味しかった。
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