11月23日は、新嘗祭(にいなめさい)!
戦後、なぜか”勤労感謝の日”とかになってますが、そもそも11月23日は、”新嘗祭(にいなめさい)”。
天皇陛下が宮中で、また全国の神社でもその年収穫された穀物などを祝う式典がとり行われます。
新嘗祭のお詣りへ行って参りました。
まずは、
千葉県佐倉市にある国立歴史博物館へ。
このような個性的な縄文土器や
神社の千木を彷彿とさせる、埴輪。かなり大きいです。このような家に住んでいたのでしょうか。
こちらは、4世紀に作られた奈良県で発見された”盾形埴輪”高さ4メートルくらいありました。こんな土器をどうやって焼成したのでしょう。
まるでゲットー!塀で囲まれたかのような建物はにわ。
国立歴史博物館、かなり広くて見どころがたくさん所蔵されている様子でした。
そして、佐倉麻賀多神社へ
昇殿参拝、新嘗祭の祝詞をあげていただきました。
続いて台方麻賀多神社へ
こちら、樹齢1400年の大杉!この幹の周囲は、6メートルだそう!
推古天皇の時代から現代まで!って凄いですよね。近づくと圧倒的な存在感で見事な佇まいでした。もう驚き!
そうしてこちらは、奥宮、舟形麻賀多神社。
こちらは、樹齢600年の杉!こちらの杉は、太さは1400年さまより細いのですが、とにかくまっすぐに天を衝く、見事な姿でした。こちらもかなりの存在感で、清々しい潔さがみなぎっってました。いやぁ立派です。
麻賀多神社とは、由緒正しい歴史ある神社で、千葉県にしかありません。
そもそも111年、日本武尊(やまとたける)が東征のさい立ち寄り、ここから(奥宮)伊勢を遥拝したとか。以来、延喜式神名帳の国幣小社と。
”麻”の字が使われているのは、麻の産地であったから。そもそも下総(しもうさ)とは、麻の産地を指します。
麻とは、戦後、麻薬のイメージ強くなってしまいました。
ですが、麻は着物など麻模様が多いように、日本人の生活には切ってもきれないものなのです。
そもそも日本の麻には、麻薬成分が非常に少ないのだそうです。昔から麻薬中毒の話しなど聞いたことがなかったですよね。
ですが、戦後、麻が普通に生産できなくなり、麻農家が存亡の危機にあるそうですよ。戦前は、米についで農産物に占める割合が極めて高かったそうなのです、麻。
そうそう、戦前は、ヤク中には”麻”という字にやまいだれをつけた漢字を使っていたのだそうです。戦後の当用漢字でなくなり、区別がつかなくなってしまいましたね。
麻について語りだすと長くなりますので、また別の機会に。
そうそう神社のしめ縄も麻、縄文土器の文様つくったのも麻、横綱のしめ縄も麻、日本人の生活になくてはならないものなのです。
田中先生の新著『日本にやってきたユダヤ人の古代史』から、”かごめかごめ”の歌詞の意味など。
そして千葉だけにある麻賀多神社ですが、千葉には実は宗像神社も多いのだそうです。そこからスサノオ(宗像三神はスサノオの子)=出雲系の人々がやってきたのだろうと。
縄文時代は、日本国内の9割の人口が関東東北に集中していたそうです。文明の中心が関東東北だったことを示してますね。
そして富士山が見える土地を、”高天原(たかまがはら)”としたのだろう、とのお話。実際、今でも”高天原”という地名が、関東に3箇所あるのです。
なかなか壮大な歴史を秘めています、日本。
田中先生と。ありがとうございました!
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