源氏物語絵巻(俵屋宗達)の帯で♪
あのミケランジェロと並び称される天才芸術家が、日本にもいたって!ご存知でしょうか?
しかもミケランジェロの800年も前に!
とりあえず私、草木染色無地、源氏物語絵巻マスク、朱色に金糸刺繍の道行で、田中英道先生ご講演【天平の古典文化】へ(You Tube動画で公開されてます)。
その方は、
日光月光菩薩の作者とされる、国中連公麻呂(くになかのむらじきみまろ)。左が月光菩薩(女性らしい)、右が日光菩薩(男性のよう。ヒゲがある)。
美しく静謐ななかに、菩薩でありながら真理を会得したかのような穏やかな安定が漂います。
公麻呂とミケランジェロ、それぞれの作品など比較してご説明。
実は私は公麻呂の作品が、仏像の中では一番好きです。もちろん運慶も素晴らしいのですが。
今回は、奈良とフィレンチェという文化都市の比較、そしてミケランジェロと国中連公麻呂、さらに古代ギリシャの建築家であり彫刻家でもあったフェイディアスと三者の比較をしてくださいました。
さらに今回の驚きは、
日光月光菩薩という作品から、公麻呂が、というか当時の日本人芸術家に、ギリシャ哲学プラトニズムが浸透していたのでは、という画期的な解釈です。
こんなご解説は、日本中世界中探しても語れる学者はいないでしょう。ダヴィンチ、ミケランジェロ研究の世界的権威でらっしゃる田中英道先生ならでは。
唐突すぎると思いますか?
でも、伊邪那美命が黄泉の国へ妻を探しにいったとき、「決して見てはならない」という約束を破ったために、逃げ出さなければならなくなった、というくだり、ギリシャ神話にそっくりですよね。
ずっとどうしてこんな類似があるのか、不思議に思っていましたが、田中先生の解釈ですと、すっきり辻褄があいます。
それやこれや盛りだくさんのご講義をうかがいまして、懇親会へ
この日、いっしょに受付などを担当された方と。とっても美しい和服姿でらっしゃいますよね。帯揚げのお色などお洒落ですね~!
着付けの先生やコンサルティングなどもされてらっしゃるお綺麗な女性です。
私は草木染小紋に、源氏物語絵巻柄の帯、インド翡翠の帯揚げで。以前頂戴しました(ありがとうございます!)マスクも源氏物語絵巻柄で!
俵屋宗達が描いた”澪つくし”の情景(明石の君の船が出ていくと同時に源氏が登場する)。もっと上手に着ませんと、もったいないですね。
今年は着物元年ですので、まずは着物を着ることに慣れようと試みてます。
田中先生の一連のお話は、こちらの本に詳しいです
『天平のミケランジェロ』(田中英道著、弓立社)、なかなか手に入らないのですが、かなりエキサイティングです。
ありがとうございました。
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