縄文遺跡&黒曜石@諏訪その2
諏訪地方の縄文土器・黒曜石をたずねて、まず原村埋蔵文化財収蔵庫へ。
こんな倉庫の内部へ(予約すれば見学可能だそう)。
原村には、阿久遺跡(あきゅう)という、三内丸山遺跡発見前は、一番面積が大きいとされた縄文遺跡がありました。
ですが、中央道の下に一部埋められてしまった、という悲しい歴史が。貴重な日本の文化財に対する意識の低さが悲しい感じ。
文化庁の管轄ですね。
倉庫のような収蔵庫内部には、このような傑作が大挙して無造作に並べられてます。
見つかった破片を、大きな土器に復元するのは、時間も手間もかかりそうですね。
破片も大量にダンボール箱に納められてました。
きれいなお弁当をバス内でいただきました。
そうして次は、黒曜石の”国史跡、星糞峠黒曜石体験ミュージアム”へ。
黒曜石の産地って、縄文時代から諏訪地方が有名だったようで、北海道の縄文遺跡からも諏訪の黒曜石が発見されています。
つまり、交易がされていたわけですね。
黒曜石とは、火山のマグマが冷えてできた鉱物。
こんな風に、最後は鹿の角を使って細工されたと考えられています。
薄いガラス質の黒曜石は、石鏃(せきぞく)や石匙(いしさじ)などにして活用されました。
”さじ”とかいうネーミングが付けられてますが、どちらも小動物をさばく際に使われました。鋭利な刃物なのです。
とても細やかに仕上げられていました。
そして実際産地へ
”史跡 星糞峠黒曜石原産地遺跡”の森です。星糞(ほしくそ)、というのは黒曜石を指す方言だそうです。音的になんとも・・・
とても心地よい森でした。
足元を見れば、小さな黒曜石が無数に落ちてるので、また盛り上がりました。
こちらは途中寄ってくださった、”木落し坂”。御柱祭のときに、あの柱を落とす丘陵です。かなりな傾斜です~。
向かい側には、見物席用の段差がつくられてました。盛り上がるのでしょうね。
諏訪大社秋宮を通りすぎ(8月まで、神さまは春宮においでなので)、
こちらは、諏訪地方唯一の前方後円墳、青塚古墳。
年月とともに大木が茂るようになった様子。左側にプチ鳥居も作られてました。ナゾ。
しもすわ今昔館という施設の2階から、間近に古墳が見られるんです。
こちらは春宮西側にあります浮島社。
諏訪大社春宮神楽殿の西側に、清流砥川が流れていて、この浮島社があるのは中洲というか島の上。
なんでも、どんな大水があっても流されず削られず、という島だそう。
そもそも春宮はこの場所にあったそうなのです。
こちらの鳥居にご注目!日本の柱の上に、一本の横木のみ。これが鳥居の原形だろうと田中先生。
出雲系の人たちが、その上に屋根をつけたのだろう、と。
出雲系の鳥居は、天照系(伊勢神宮など)とは、形が異なります。
この形が、出雲系の鳥居ですね。春宮です。
紫や白の菖蒲がとってもきれいでした。
この日はなんと!
”国立信州高遠青少年自然の家”に宿泊しました。
”青少年”ですよ^^
ログハウスに2段ベッドで、みんなでお風呂入って、夜中までおしゃべりして、かなり楽しかったです。
こちらには、なんとプラネタリウムもあり、その説明も夜伺いました。
盛りだくさんでした。
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