縄文土器も黒曜石もシルクも泉も!盛りだくさんな諏訪地方 その3

青少年の家で、清々しい朝を迎えました。

このようなログハウスが点在してます。

 

 

まずは諏訪市博物館へ

この地方は、糸魚川静岡構造線にあたる場所。そのため鉱物資源が豊富で、地形的にもダイナミックなのかも。

 

美しい土器たち

 

こちらは”蛇行剣”とよばれる鉄製の蛇行する剣。蛇行しているため、祭祀用ではないかと。

そう、戦争がほとんどなかったんです、縄文時代。

戦争で亡くなった遺骨がほとんど発見されていないことから、平和な生活を1万年くらい続けていたとされています。

世界的にかなりレアなケースです。

北海道から沖縄まで縄文遺跡が発見され、地域性のある物資が移動していたことから交易も盛んだったようです。

 

 

勾玉も。いい仕事されてますよね。

 

続いて、岡谷美術考古館へ。諏訪地方の各地に遺跡があって、それぞれ博物館などつくってらして。統合して地区ごとの作品が鑑賞できるようにしても良いのでは。

それにしても見事な作品が多いです。

このでっぷりした堂々としたフォルム、いいですね。機能とか考えなくて良いのかも。

縄文人、遅れた原始人ではありませんね。

さまざまなお顔の土偶たち。

 

勾玉も。

 

考古館のあとは、岡谷蚕糸博物館へ。そうシルク産業も栄えたんですね!

 

こうした手作業で生糸をとる作業がなされているのは、今や珍しいそうです。

 

このあと、なんと繭玉から取り出された蚕を甘辛く煮付けたおつまみを、バス内でいただきました。

初めての昆虫食。みんなから「エビみたいで美味しい」と励まされ。

確かに、見た目を忘れていただきましたら、なるほど美味しかったです。

 

バス内でお弁当いただきました。昆虫入ってませ~ん。

 

そうして大トリ、平出博物館へ。

 

 

田中先生から、撮っておくよう仰せつかった土器の写真。見事です、おもしろいですよね、一体どんな思いが込められているのでしょうか。

 

勾玉、美しいフォルムですね。糸魚川の翡翠でしょうか・・・。

 

展示資料です。正倉院に納められている信濃布(しなのふ)。奈良時代のものだそうです。

帯などに”科布(しなふ)”というシナノキ、大ボダイジュの樹皮でつくられた見事な素材があります。

日本三代古代布というのがありますが、

1,科布
2,芭蕉布
3,葛布

になります。古代布って一体?と思っていたのですが、信州のシナノキの樹皮からつくられた織物を、”シナフ、シナノフ”と読んでいて、

科布、信濃布、と漢字をあてたものなのですね。

日本語は、音が主で、あとから漢字を当てますので、漢字に惑わされない方が良いのです。

そして奈良時代には、樹皮でつくったこのようなお召し物を着ていたのですね。

それにしても、奈良時代(710年頃〜794年)の素材が現代でも使われているなんて、日本の歴史はすごいですね。

 

平出博物館のそばには、歴史公園があります。その途中にある”平出の泉”

石灰岩の空洞に集まった伏流水が湧き出しているそうです。

縄文時代から、生活に使われていたそうです。

冷たくて清々しい気持ちのよいお水でした。

童心にかえって、お水遊びしたり^^

広大な歴史公園には、復元した住居が数点つくられているのみ。

 

古墳の石室。

土器をつくったとされる窯場を復元したもの。

 

草原で高床式住居を背景に記念撮影。

たくさんの貴重なもの、鑑賞させていただきました。

ありがとうございました!

 

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