神在月の出雲、行ってきました2
出雲地方の神社と古墳を訪ねる2日め
8)尾留(おとめ)大明神旧社地
八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した須佐之男(スサノオ)命が、尾を開いて天叢雲(あめのむらくも)剣を取り出した、と言われる場所。
9)神原神社(かんばら)、神原神社古墳
大己貴命(おおなむちのみこと)をお祀りする神原神社。
この本殿下より、発見されたのが!
神原古墳、こちらは石室を再現したもの。
副葬品に、239年の銘文のある三角縁神獣鏡をはじめ、太刀、剣、鉾など多数の鉄製品が出土したそうなんですよ、3世紀ですよ!
10)加茂岩倉遺跡
神原神社の北3キロのところにある遺跡。
お天気に恵まれて、とっても気持ち良かったです。
1996年、工事中に発見されたそう。銅鐸が39個発見されました。ショベルカーが知らずに崩してしまったようです。
入れ子式にきれいに収納されて埋められていたようです。
斜面に埋められて。
駐車場のコーン替わりのオブジェも、銅鐸デザイン。鹿やトンボなど生き物が彫られて。
11)荒神谷(こうじんだに)遺跡
こんなのどかな谷地に、多数の銅剣銅鐸が埋葬され。
こんな斜面に、358本の銅剣と銅鐸6個と銅矛16本、整然と重ねて並べられた状態で埋まっていたそうです。ガイドさんの体と比較すると、広大さがわかるのでは。
たまたま学芸員の方が、土器のかけらを近くで見つけたことから、発掘へ。ですから壊されずに見つかった貴重な遺跡。
12)御井(みい)神社
木俣神(このまたのかみ)をお祀りする御井神社。この地方に多い、とても開放的な造り、両脇からも気持ちの良い風がそよいでました。
社殿の東には、仏教山(神名山かんなびさん、とも言われる)が。
御井神社の社紋はこちら。3つの井戸(生井、福井、綱長井)があるためか・・・。
13)西谷墳丘墓群、出雲弥生の森博物館
弥生時代後期、というから紀元1世紀ごろのものらしい。初期の古墳は、このような四隅突出型。出雲や広島県三次、北陸地方に多い。
この赤い四角に、棺がおかれていたそうです。高台で見晴らしが良いです。
博物館に設置された、四隅突出墳の模型。
多くの各地の土器が一緒に埋葬され。
お妃らしい墳墓から見つかったガラス製の勾玉。
石室内は、このように二重の棺に納められたご遺体が。遺体下、赤色なのは、水銀朱のため、遺体の腐敗を妨げると考えられていた様子。
14)日御碕(ひのみさき)神社
現在の社殿は、日沉宮、神の宮ともに、江戸幕府3代将軍・徳川家光の命により、寛永21年(1644)に建立されたもの。なるほど日光に雰囲気似てますね。
背後には丘陵があり、高低差のある地形を巧みに利用して建てられています。蟇股(かえるまた)などの彫刻や彩色も鮮やかで、屋根は檜皮葺。
こちらは、素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀る神の宮(上の宮)。
正式参拝後、宮司さまと田中英道先生。
神社の先、海岸沿いのベンチから。夕日が美しい!
な~んと二段重のお弁当!お吸い物、茶わん蒸し付き!
沈みゆく夕日を眺めながら、豪華お弁当いただきました。
15)神迎えご神事
たくさんの観客あふれる稲佐の浜、ロープで遮られた見学スペースから、ご神事を拝見。
稲佐の浜、4つのかがり火の向こう、結界スペースに、光るご神体が。
そうして、出雲大社へご神体は行列ともども運ばれていきました。
11月末の出雲でしたが、さほど寒くはなく、ただご神事を見守っているうちに、どんどん潮が満ちてきて!
裸足になって、禊しながら拝見しました。
雅楽が奏でられる中、厳かに執り行われました。観客はごった返してましたが^^。