美しすぎる！見入ってしまう！絵巻物の魅力

平治物語絵巻を展示している”ボストン美術館展”へ。

 

 

本物の平治物語絵巻が！！

本など印刷物では見ていたものの、実物の迫力・美しさは想像以上！

ゆっくり眺めたいのに、混雑のため、「立ち止まらないでください」といった美術館スタッフの声に急き立てられ。

 

 

もうひとつ、”吉備真備入唐絵巻”も展示されていました。

こちらは、唐へ行った実在の人物、吉備真備が唐の役人から意地悪をされて難問をつぎつぎふっかけられるも、

唐で客死した阿倍仲麻呂の幽霊に助けられ、すべてクリアする、という奇想天外のストーリー。

こちらは12世紀の作品。

今日の漫画にも通ずる面白さ＆巧みな絵画表現に、ビックリ！

こんなに優れた作品だとは、実物を見るまで知りませんでした、あぁ勿体ない！

このような素晴らしい作品が、ボストンにあるのは、明治期に来日したお抱え教授フェノロサなどが密かに購入したため。

日本の貴重な文化遺産を、大切に国内に保管してもらいたいものです。

 

鑑賞後は、青空講義

 

 

今日の美術史が、カルチュラルスタディに偏り、純粋な美術研究から遠のいていることなどご教授いただきました。

 

 

そして乾杯！

 

若草色の小紋で。

 

ありがとうございました。